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膠原病(こうげんびょう)

膠原病の発病初期の症状は、
・原因不明の発熱(38.5以上の発熱が3週間以上続く)が続く
・関節や筋肉が痛む、体がこわばる
・手の指が浮腫む、手の指が硬くなる、手の指が白くなる
などがあります。

*不明熱は、38.5以上の発熱が3週間以上続く原因不明の発熱です。
不明熱を精査すると、感染症が40%、悪性腫瘍が20%、膠原病が20%の割合になります。

原因は自己免疫なので「抗核抗体」の有無を調べます。

膠原病の方は、自分の関節や筋肉や皮膚などの結合組織を攻撃する抗体(自己抗体)が体内にできます。

その抗体の免疫反応により結合組織の障害や炎症が起こることで症状がでます。

通常、免疫反応は細菌など異物に対して起こりますが、自分に対して免疫反応が起こる病気です。

これを「自己免疫病」といいます。

抗核抗体が陽性のときは、それぞれに特有の抗体の有無を調べます。
日本皮膚科学会によると膠原病は下記のように多くあります。
・全身性エリテマトーデス(SLE)
・シェーグレン症候群
・混合性結合組織病(MCTD)
・成人スティル病
・全身性強皮症
・多発性筋炎・皮膚筋炎
・抗リン脂質抗体症候群
・ベーチェット病
アレルギー性肉芽腫性血管炎
・好酸球性筋膜炎
・結節性動脈周囲炎(結節性多発動脈炎・顕微鏡的多発血管炎)
・大動脈炎症候群
・ウェゲナー肉芽腫症
・側頭動脈炎

膠原病は、全身に症状が出る疾患と皮膚や関節に限局して症状が出る疾患に分かれます。
下記の4つの疾患は、関節に症状が出て日常生活に支障がでるため受診されます。
全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、混合性結合組織病、成人スティル病