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大規模な黄砂がやってくる

モンゴルで発生した砂嵐が黄砂となって偏西風により中国大陸を経て日本に近づいています。

4/12には2年ぶりに日本の広範囲(九州から北海道)に黄砂が飛来する予報がでています。
4月に黄砂が東京にとどくのは2007年以来になるそうです。
今回の黄砂は、おととしと比較して黄砂の濃度が高いと言われています。
空がかすんだり、太陽が青く見えたり、車のボンネット黄砂が積もる可能性があります。
4/12からおよそ1週間は、花粉対策と黄砂対策が必要になります。

窓も必要以上にあけず、黄砂を屋内に入れないことが必要です。空気清浄機を使用しましょう。
黄砂はとても小さいため洗濯物を外干しすると、黄砂が服の繊維の奥深くまで入り込んでアレルギーの原因となってしまうことが心配されます。

洗濯物はできるだけ室内に干しましょう。

黄砂が及ぼす主な健康被害は、「アレルギー症状」「呼吸器疾患」「循環器疾患」の悪化です。
「アレルギー症状」:目のかゆみ、充血、結膜炎、鼻水、くしゃみ、皮膚が荒れる。
「呼吸器症状」:咳・鼻水・喉の痛み。特に気管支喘息の悪化。
「循環器症状」:黄砂の飛来と循環器疾患による死亡について関連が報告されています。

黄砂に付着した微生物や大気汚染物質がアレルギーの原因となるため、目・鼻・皮膚の症状が出現します。

黄砂(4μm)は花粉(40μm)よりも小さいため、気道の奥のまで侵入し、気道を刺激して咳が出やすくなります。

普段の花粉症の症状に似ていますが、それより重くて長引きます。

できるだけ外出を控えることが必要ですが、やむを得ず外出するときは、マスクをして、黄砂が気道に入るのを防ぎましょう。
不織布マスクは、4~5μm程度までブロックできます。黄砂の吸入を軽減するのに有効です。

新型コロナで使用しているマスクをそのまま黄砂対策として用いるのが良いと思います。

スギやヒノキ花粉の大きさは30~40μmです。
黄砂の大きさは約4μmで、成分は「造岩鉱物(石英、長石)や粘土鉱物(雲母、緑泥岩、カオリナイト)」です。

黄砂に微生物や大気汚染物質が付着しています。黄砂にpm2.5が付着することもあります。
pm2.5の大きさは2.5μm以下で、成分は「炭素、硫酸アンモニウム、鉄、亜鉛、アルミニウム、他に数100種類」です。

pm2.5は不織布マスクを通過して、気道から肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系や循環器系への影響がでます。

しばらく、通勤・通学のときはマスクを装着するほうがよいでしょう。
ゴーグルなどで目を保護する工夫も必要です。