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3回目と4回目のコロナワクチン接種

7月現在、4回目ワクチンについて医療従事者や60歳未満で基礎疾患のない人は接種対象になっていません。60歳以上の高齢者を対象にした4回目の有効性データ(イスラエル)では、接種2週後に中和抗体量はピークに達し2か月過ぎると低下したようです。3回目のワクチン接種では接種4~5ヶ月後に低下しましたが、4回目はそれよりも低下が早かったようです。医療従事者のデータでも中和抗体は充分量まで増加しなかったようです。「感染予防効果」が低いと解釈されます。4回目ワクチン接種はオミクロンによる感染を完全に予防することは難しいのかもしれません。入院・死亡などの重症化のデータでは、「感染予防効果」とは異なり接種から9週間後も「重症化予防効果」が保たれました。4回目の副反応のデータでは、3回目までの副反応と同じく、発熱、接種部位の腫れ、リンパ節の腫れ、倦怠感、筋肉痛、頭痛がありました。
オミクロンに感染しても多くの人が軽症であることから、4回目のワクチン接種は「重症化予防効果」として期待されていると考えられます。
しかし、今後の感染拡大やワクチンによる抗体効果の減弱等によって接種対象が拡大されるかもしれません。
ただし、1~3回目までのワクチン接種は、12歳以上の人にとって「感染予防効果」と「重症予防効果」を期待する必要がありますので3回目の接種をご検討ください。
1回目と2回目は同じ種類のワクチン接種をすることが決まっています。3回目以降は別のワクチン接種(交互接種)も可能です。