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ビタミンDについて

ビタミンDは、日光からの紫外線を皮膚が浴びることでコレステロールから皮膚で合成された後、肝臓や腎臓で活性化されて活性型ビタミンDになります。
4月から5月、夏に向けて紫外線は強くなるのでビタミンDの血中濃度は高くなります。
しかし、紫外線を避ける室内生活が続いたり、冬は、ビタミンDは不足します。

不足するとウイルス感染をしやすくなったり、乳がん・大腸がんの発症リスク増大、循環器疾患の死亡率増大、うつ病発症の増大に関係すると言われています。

また骨格筋の筋量や筋力への直接的作用も言われており転倒リスクやサルコペニアとも関係しています。

食事でビタミンDを取り込むことができます。
ビタミンDには、植物由来のビタミンD2、動物由来のビタミンD3があります。
ビタミンD2は、シイタケやキクラゲに多く、ビタミンD3はしらす干しや紅鮭に多く含まれています。積極的に経口摂取しましょう。サプリメントの活用も良いと思います。

骨粗鬆症の方々は、活性型ビタミンD3製剤として、

アルファカルシドール(ワンアルファ、アルファロール)、カルシトリオール(ロカルトロール)、マキサカルシトール(オキサロール)、エルデカルシトール(エディロール)が処方されています。

ビタミンD不足の診断は、血中25(OH)D3の濃度を測定します。
血中25(OH)D3濃度<30 (ng/mL)で不足となります。
血中25(OH)D3濃度<1.5 (ng/mL)ですとビタミンD欠乏症となります。