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肺炎球菌

肺炎球菌
肺炎の中で、肺炎球菌性肺炎が最も多くて、重症例も多いことが知られています。

その肺炎球菌には血清型が97種類あります。
そのうち代表的な23種類の血清型をもつ肺炎球菌の莢膜にあるポリサッカライドで作られたのが23価・肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)です.

ポリサッカライドの免疫は弱くT細胞依存ではない為、オプソニン活性は接種後5年くらいで低下するため5年毎に接種が必要になります。
65歳から初回のみ公費助成があります。2回目から公費助成はありません。

一方、13種類の血清型をもつ肺炎球菌の莢膜にあるポリサッカライドにタンパク質を結合させてで作られたのが13価・肺炎球菌ワクチン(プレベナー13)です。

タンパク質を結合したポリサッカライドはT細胞依存性で、免疫が残るため1生に1回接種で良いとされています。
公費助成はありません。

23価・肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)と13価・肺炎球菌ワクチン(プレベナー13)の接種間隔は1年間です。

肺炎でなくなる人数を年齢別グラフでみると、65歳から増えています。
65歳になられたら、お元気であっても、肺炎球菌ワクチン接種をされることを推奨します。