3/17-18は黄砂が多い日
3/3頃に黄砂がゴビ砂漠や中国の黄土の砂が砂嵐によって巻き上げられ、偏西風に乗り、3/5以降降り注いています。3/17-18は多い日になります。
発生時に黄砂の直径は約80μm(ミクロン)ですが、日本に飛んでくるものは約4μm(ミクロン)です。スギ花粉の直径が30μm(ミクロン)ですので、その約7分の1と小さく、花粉に比べて末梢の気管や肺に到達しやすい大きさです
大きい順に、スギ花粉の直径は約30μm>黄砂は約4μm>PM2.5は2.5μmです。
黄砂自体が気道粘膜に対して物理的な刺激を与えるため喉の痛みや鼻が詰まる症状を悪化させますが、黄砂が日本に飛来するまでに大気中で交通機関の排気ガスや、工業地域の大気汚染物質などを吸着します。カビやグラム陽性菌などが付着しているとも言われ、これらによりアレルギー症状や感染症を起こすと言われます。
サージカルマスクは、約3μm(ミクロン)の粒子を95%以上ブロックしますので、
通常の飛沫5μm(ミクロン)をブロックできますし、スギ花粉や黄砂もブロックできますが、PM2.5はブロックできません。
N95マスクは直径0.1μm(ミクロン)を95%以上ブロックしますので、スギ花粉も黄砂もPM2.5もブロックできますが、長時間着ければ息苦しくなります。
PM2.5を付着した黄砂は手ごわいです。
対策として、サージカルマスクやメガネをして少しでも体内に入ることを防ぐことが大切です。また、外出をなるべく控える、外出から帰ったら衣服についた黄砂をよく払う、室内では空気清浄器を使用する、などの工夫が必要です。
細菌は1μm(ミクロン)、コロナウイルスは0.1μm(ミクロン)、ノロウイルスは0.038μm(ミクロン)で、コロナウイルスの1/3です。
ウイルス飛沫(咳やくしゃみなど水分を含んだウイルス)は約2μm(ミクロン)です。
サージカルマスクは、約3μm(ミクロン)の粒子を95%以上ブロックしますので、
細菌やウイルス粒子はサージカルマスクではブロックできません。
細菌を付着した黄砂は更に手ごわいです。