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アナフィラキシー治療

日本にはアナフィラキシーの重症度分類がありグレード1から3に分類されます。
グレード1は軽症、グレード2は中等度、グレード3は重症です。グレード3以上(重症)の方に対してアドレナリン対応が必要になります。

当院の重症者アナフィラキシー治療は下記の通りにしています。

全身蕁麻疹(症状の発生)
+
次のA~Dのいずれかが発生
A: airway(咽頭浮腫)
B: breathing(喘鳴)
C:circulation(ショック)
D:diarrhea(嘔吐・下痢・腹痛)
➡アナフィラキシー治療を開始➡医師・看護師へコールします(人手の確保)

〇処置:酸素投与(3Lカニューラ~)、ECGモニターとSPO2モニター装着します

〇注射:(処置と同時並行①②③④)まず①!
① ボスミン0.3mL筋注(大腿部外側)します *15分毎の投与
*ボスミン効果がみられなかったりβブロッカー患者にはグルカゴン1mgを静注します
② 生食500mLにて血管確保し急速点滴します(1~2時間)
③ ポララミン(5mL)1A+生食20mL 静注します
④ ヒドロコルチゾン200mg+生食100mL 点滴します
*喘息患者には水溶性プレドニン40mgを点滴します