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新型コロナワクチン 注射

新型コロナ感染症に対するCOVID-19ワクチン接種が今年中に開始される予定です。日本では「皮下注射」をすることが多く、腕に対して斜めに針を刺しますが、「筋肉注射」は腕に対して垂直に針を刺します。
海外では「筋肉注射」が一般的なので、腕に対して垂直に針が入る海外の映像をよく見ます。
アジュバントを使用したワクチンは「筋肉注射」をします。
COVID-19ワクチンはアジュバント使用ワクチンなので「筋肉注射」です。

ワクチンにはアジュバントが使用されているものと使用されていないものがあります。アジュバントはワクチンの効果を増強することができ多くの不活化ワクチンに使用されています。日本では長年アルミニウムアジュバントの使用実績があります。百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン、ジフテリア破傷風混合トキソイド、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、破傷風トキソイド、などがアルミニウムアジュバントを使用しています。
アジュバントを使用することで、抗原を組織に留めて、徐々に抗原を放出し抗原提示細胞に取り込ませることで、自然免疫の反応を活性化させます。
新型コロナ感染症が蔓延するパンデミックの状況下では、アジュバントワクチンが重要です。アジュバントを使用することにより、1回の接種に必要な抗原量が抑えられるため、ワクチンの生産量を増やすことができます。それにより多くの人々を助けることが出来るからです。
そのため、ワクチン開発と同時にアジュバント開発も重要になります。
海外のワクチンのアジュバントは日本で使用実績が少ないものもあり、ワクチン効果と共に、ワクチンとアジュバントの安全性が検証されます。
COVID-19ワクチンは、一定の期間をおいて2回接種(筋肉注射)が推奨されます。