睡眠時無呼吸症候群と高血圧症、心臓病、不整脈、脳卒中、糖尿病
睡眠時無呼吸症候群(SAS)と生活習慣病
高血圧症、心臓病、不整脈、脳卒中、糖尿病の症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群の検査をしてみることが大切です。
呼吸器内科医として、2001年から日常診療に、睡眠時無呼吸症候群の検査とCPAP治療をしてきました。まもなく20年になります。
2001年当時、所属している睡眠学会は、睡眠だけでなく睡眠時無呼吸症候群の研究をしており、呼吸器内科や耳鼻咽喉科、精神科、歯科などが協力して治療をしてきました。東京の睡眠呼吸障害研究会や福岡の睡眠時無呼吸症候群の研究会に毎回参加しては、睡眠終夜ポリグラフ(Full PSG)検査や脳波の勉強もしてきました。
2003年には「米国高血圧合同委員会第7次報告(JNC-7)」で睡眠時無呼吸症候群が二次性高血圧の原因の一つと位置づけられました。
日本でも2009年に「高血圧治療ガイドライン2009」、2010年に「循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン」が示され、循環器疾患と睡眠時無呼吸症候群(SAS)との関連が重要視されるようになりました。
今では睡眠時無呼吸症候群(SAS)には、様々な生活習慣病が合併することがわかり、呼吸器症状だけでなく循環器症状の重要な検査をなっています。
当院では、外来で睡眠時無呼吸症候群の検査をしています。検査キットを自宅にお貸ししますのでお気軽にご相談ください。