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2020年の始まり

2020年の始まり

2018年-2019年
非常に多くの患者様との出会いとふれあいがありました。
症状が長引く患者様には改善する治療に取り組みました。患者様が元気になられた報告を頂き、私自身そしてスタッフ一同とても励みになりました。

学校医
中学校の校医もしていますので、担当する生徒の健康管理をしています。同年代の中高生の方々も来院され、疾患や悩みの相談にも取り組んでいます。青少年は多くのストレスにさらされており、病気という症状にどう対処するかを一緒に見つけていきます。

ご高齢の方々
来院されるご高齢の方々で80歳代、90歳代の方々はお元気です。
訪問診療をしている最高齢103歳の方は歩行され楽しい会話もされます。合併症をお持ちなので薬の種類や量は、各臓器の機能をみて調整しています。

生活習慣病の治療
高血圧症、脂質異常症、糖尿病の方々を多く診療しています。多くの治療薬の中から選択して改善を目指します。肝臓は脂肪肝から肝細胞癌を発症することが知られていますので、昨年から脂肪肝の方の治療が増えています。

感染症の治療
この冬は早くからインフルエンザが流行したこともあり、早期から大勢の方がワクチン接種のために来院されましたが、それでもインフルエンザの発症が多かった印象です。
発症された患者様には抗インフルエンザの治療をしました。インフルエンザと同時に細菌感染を合併された方々は症状が長引きました。風邪症状を起こすウイルスには、インフルエンザだけでなく、ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスウイルスなど多種のウイルスがあります。他にも一般細菌、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジアなども原因となるため、風邪をおろそかにできません。尿路感染や胃ピロリ菌感染に対する治療も行ってまいります。

検査等
検査が必要な患者様には、各種検査をご提案し、検査結果を当日か後日にお渡しします。血液検査は簡易迅速な検査や翌日わかる検査、全身の状態を知る検査などに分かれます。2019年の診療状況は、胸部レントゲン検査では、肺がん検診読影医として早期肺癌を発見し呼吸器外科手術に紹介しました。胃カメラ検査では、内視鏡専門医として早期胃がんを発見しESD治療に紹介しました。心臓エコー検査では、KCHAPとして弁膜症や心室中隔欠損症、感染性心内膜炎疑いを発見し心臓血管外科に紹介しました。重病につながる前に発見でき治療できて良かったです。動脈硬化の検査では下肢血管閉塞を発見し血管再建術に紹介しました。骨密度検査では骨粗鬆症を発見し治療を開始しました。ご希望の方には特殊検査も承ります。

難病の治療
難病指定医として、呼吸器疾患・消化器疾患・血液疾患・膠原病の方々と共に悩み、症状悪化のときは各専門医の先生と協力しながら治療をしています。

日々のモットー
クリニックは気軽に受診して頂ける雰囲気にし、各疾患が重症化する前に最良の医師を紹介できるよう連携をとっています。紹介患者様を快く診て頂ける諸先生方におかれましては、心より感謝しています。
開院以来、積極的に取り組んでいる2種類の肺炎球菌ワクチン接種による肺炎予防、禁煙治療による肺癌予防、ピロリ菌感染の早期発見と除菌による胃がんの予防では、多くの患者様が相談に受診されています。
アンチエイジングでは、抗加齢医学専門医として、抗酸化により体中の細胞が健康を保てるような治療をご紹介していますが、2020年は「脳腸相関」を重要視し、腸内細菌の精密検査とその結果に応じた指導も行ってまいります。免疫の重要な機構である腸の健康を保つことで、全身の免疫機能を高め、体質改善のきっかけにしていただけると思います。アンチエイジングとは、健康長寿のために「健康な人のさらなる健康」を目指すというプラスの考え方です。加齢という生物学的・細胞学的な仕組みも科学的に解明され始め、加齢に伴う動脈硬化やがんのような加齢関連疾患の発症確率を下げ、免疫で重要な働きをもつ腸内細菌を整えることで、健康長寿をめざすことが出来るようになりました。

2020年のご挨拶
医療から介護、そして予防や加齢対策まで、どの時期においても、色々な年齢の方々とのふれあいがあります。
これからも、人を総合的に診る医療を行い、目の前の患者様に最良の医療を行うことで社会貢献をしたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
2020年が皆様にとって素晴らしい年でありますよう、スタッフ一同、心より願っております。