早期落葉現象
落葉樹である桜が8月になって落葉が始まっています。例年よりも落葉が早い印象です。
早期落葉は、人間でいう夏バテ気味の現象で、桜が弱っている時に見られると言われています。
猛暑が続いたことや少雨の期間が長いことが原因と考えられます。
植物は必要な養分や水分を根から取り入れ、葉で光合成をおこない成長していきます。
そのとき葉の気孔から水分が出ていく蒸散も起こり樹木内の水分は減ります。
気温の高い猛暑や酷暑の時、少雨の期間が長い乾燥の時は根から吸収される水分量が減るため、葉の気孔からの蒸散量を抑える必要があります。
葉の蒸散量を減らし水を節約するために、葉を自ら落とすことで光合成を控えます。
その結果、光合成で得られる養分も減りますが、葉を維持するエネルギーも削減できます。
まさに、自らを休眠状態にして自己防衛しています。
葉を自ら落とす樹木は、まだ葉を落とす体力があり、しっかり生きようとしている証拠と言われます。
夏場に葉を落とさずに茶色く葉が枯れている樹木は、立ち枯れてしまう可能性があります。