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麻疹(はしか)の予防

麻疹(はしか)は、空気感染し、インフルエンザと比較して約10倍の感染力を持ちます。10~30歳代の感染者が増えています。
38度以上の発熱・咳・鼻水、全身の発疹や口腔内の白い斑点、目の充血などの症状がでて、通常7~10日間で症状は回復します。

しかし、妊娠中の感染は流産や早産の可能性があります。

また、肺炎や脳炎になる場合もあり、重篤になると入院治療が必要になります。

麻疹(はしか)発症の1日前から解熱後3日程度まで感染力があります。
感染者には症状がない方もおられ、呼吸するたびにウイルスを排出します。
排出された麻疹ウイルスは空中に長時間(2時間程度)とどまるため、

同じ空間にいるだけで感染するリスクがあり、次々と感染を引き起こします。
免疫を持たない人が感染者に接すると、ほぼ100%の高確率で発症します。

ウイルスの大きさは、およそ0.02~0.3㎛(マイクロメートル)です。
麻疹(はしか)は、0.1~0.25㎛(マイクロメートル)
インフルエンザウイルス:は、0.08~0.12㎛(マイクロメートル)
新型コロナウイルス (SARS-CoV-2):は、0.05~0.2㎛(マイクロメートル)

不織布マスクのフィルター繊維の隙間(穴の大きさ)は、5㎛(マイクロメートル)程度です。
ウイルス自体は0.1㎛(マイクロメートル)程度であり、マスクの穴(約5㎛)よりも小さく、ウイルス単体は通り抜けてしまいます。

インフルエンザウイルスや新型コロナウイルス (SARS-CoV-2)のような飛沫感染をするウイルスは、

空気中に単体で存在するのではなく、会話や咳による唾液などの「飛沫」に含まれて落下していきますが、

その飛沫が通常5 ㎛(マイクロメートル)以上の大きさになるため、

不織布マスクのフィルターの穴(5㎛)通過できずにブロックされます。

さらに多くの不織布マスクは、繊維に静電気を帯電させて穴よりも小さな粒子を吸着しブロックします。

ちなみに、スギ花粉の大きさは約30㎛(マイクロメートル)なのでマスクのフィルターの穴(5㎛)でブロックされます。

しかし、麻疹(はしか)のような、単体で浮遊し空気感染するウイルスは0.1~0.25㎛(マイクロメートル)のウイルス核のまま、

マスクのフィルターの穴(約5㎛)を通り抜けてしまうため、マスクによる防御効果が薄れます。

麻疹(はしか)は、ワクチン接種が唯一の有効な予防手段です。
2000年4/1以前に生まれた方は、麻疹(はしか)ワクチンは1回接種か0回です。2000年4/2以降に生まれた方は2回接種しています。

しかし、抗体力価が減っている方もおられます。

麻疹抗体を測定し、低力価の方はワクチン接種が必要です。

当院にも麻疹抗体測定を希望される方が増えています。
ワクチンを準備できますのでご相談ください。