肺結核・肺がん検診精度管理研修会に参加 結核やMAC
1/21(水)19時から肺結核・肺がん検診精度管理研修会に参加しました。
江南病院・院長の瀬戸口敬介先生が、結核や非結核性抗酸菌症の画像診断について講義されました。
非結核性抗酸菌症は、非結核性抗酸菌(NTM:Non-tuberculous mycobacteria)による肺の感染症です。
非結核性抗酸菌は結核と異なる感染症の菌です。人から人に感染することはありません。
いっぽう、結核は人から人に感染するので、非結核性抗酸菌症と肺結核の区別が必要です。
非結核性抗酸菌は土や水や家畜など環境中に生息し200種類以上ありますが、
日本では通称MAC(マック)と呼ばれるMycobacterium aviumとMycobacterium intracellulareが約90%を占めます。
最近は、免疫力が正常な人に増加しています。
非結核性抗酸菌の生息場所は土壌、水系など環境なので、痰に菌がまぎれこみますが、
最近の患者増加の原因として、シャワー浴やシャワーで浴室を清掃することが考えられています。
非結核性抗酸菌は、シャワーヘッド内や給湯器の配管や浴槽の排水口などに増殖していることが多いため、勢いよく使うシャワーにより発生するエアロゾルをヒトが吸い込むことで、非結核性抗酸菌が肺に侵入し感染を引き起こすと言われます。
非結核性抗酸菌の温床を作らないために、シャワーヘッドは定期的に外し、
週1回程度はアンモニア系消毒剤などで清掃すること大切です。
排水口の清掃だけでなく、浴槽の追いだき機能のフィルターなども定期的に交換することが大切です。
非結核性抗酸菌症は特有の症状がありません。
気管支に病変を作るので咳や血痰をきっかけに発見されますが、
症状がなくても、検診の胸部レントゲンやCT検査で偶然に発見されます。
痰の培養検査で非結核性抗酸菌発育すれば、肺非結核性抗酸菌(肺NTM)症と診断されます。
検診画像の読影に役立てて、地域医療に貢献したいと思います。