肺炎や敗血症
12/7(日)は日医かかりつけ医機能研修会に参加しました。
海老原 覚先生が肺炎や敗血症について解説されました。
肺炎の重症度はA-DROPで行われます。
A-DROPシステム
日本呼吸器学会市中肺炎診療ガイドライン
Age 男性70歳以上、女性75歳以上
Dehydration BUN21以上、または脱水あり
Respiration SpO2=90%以下(PaO2=60Torr以下)
Orientation 意識障害あり
Pressure 収縮期血圧90 mmHg以下
肺炎の重症度判定と治療の場
軽症 上記項目の0(項目を満たさない) 外来治療
中等度 上記項目の1または2 を満たす 外来または入院
重症 上記項目の3 を満たす 入院治療
超重症 上記項目の4または5 を満たす ICU入院治療
(ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする)
敗血症は、感染症に対する制御不能な宿主反応に起因した生命を脅かす臓器障害を言います。
昔は、敗血症と言えば、血液中に細菌がいることと学習していましたが、
現在の考え方は、血液中に細菌がいるかどうかは関係ないとされています。
敗血症の重症度はqSOFA(敗血症スクリーニング)で行われます。