日焼け止めのSPF値とPA値
日本では紫外線量が7月~8月にピークとなりますが、9月以降も紫外線量が多いため10月頃までは特に注意が必要です。
紫外線のうち、
UVB波は、日焼けやシミやそばかすの原因になる紫外線です。
UVA波は、シワやたるみの原因になる紫外線です。
日焼け止めに表示されるSPF・PA値をみて、日常生活や屋外での活動時に応じて使い分けることが大切です。
日焼け止めのSPFとPAは、紫外線の防御効果を示す指標です。
SPF (Sun Protection Factor)はUVB波を防ぐ効果、PA(Protection Grade of UVA)はUVA波を防ぐ効果を表します。
SPFはUVB波による日焼けが始まるまでの時間を何倍に延ばすかを示しており数値が大きいほど防御効果が高くなります。
SPF1につき約20分の効果が持続すると言われるので、SPF50で約1000分(約17時間弱)の効果がありますが、
汗や水や摩擦によって効果が低下するため、2~3時間ごとに塗り直しが必要です。
特に、汗をかく時は、こまめに塗り直す必要があります。
PAはUVA波からの防御効果の強さを示しており、+の数が多いほど防御効果が高くなります。
PAはSPFのような持続時間を表すものではありませんが、PAの数値が高い方がUVAを防ぐ効果が持続するようです。
日常生活の日焼け止めは、SPF10~30、PA+~++程度の日焼け止めが目安とされます。
しかし、炎天下でのレジャーや屋外のスポーツをする場合は、SPF40~50、PA+++~++++の日焼け止めが必要です。