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アルツハイマー型認知症治療薬のアップデート

認知症は、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症、脳血管性認知症が大半を占めます。

しかし、80歳以上の認知症初期や境界のMCI(軽度認知障害)の方では、

アルツハイマー型に似た認知症の亜型

(神経原線維変化型老年期認知症:SD-NFT、嗜銀顆粒性認知症:AGD、大脳辺縁系優位型老年期TDP-43脳症:LATE)の鑑別も必要になり、

専門医での精密検査が必要になります。

認知症になると、ご本人もつらいですが、介護をする方の負担も重くなります。
アルツハイマー型認知症の約半数には、次のような行為がみられます。
(叫ぶ、物を投げる、物を壊す、つばを吐く、人をけったり、ひっかくなどして自分や人を傷つける、何度も同じ行為を繰り返す、全体的に落ち着きがない)
このように、日常生活や社会生活や人間関係のいずれかに支障を来した状態を、医学的にアジテーションと呼びます。

アジテーションが増えると、家族と同居できず介護施設に入居するケースが増えます。
このような方の治療薬に、レキサルティ®(ブレクスピプラゾール)があります。投与により、在宅生活維持の一助になっています。

また、アルツハイマー型認知症の内服薬のアリセプトには貼付剤アリドネパッチ®があります。

アリドネパッチ®27.5mgがアリセプト5mg相当、アリドネパッチ®55mgがアリセプト10mg相当として投与できます。

ご相談ください。