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ノロウイルス嘔吐下痢に注意

冬の11〜2月に嘔吐・下痢をした場合、大半はノロウイルス感染症の可能性があると思われます。

ノロウイルスは、経口感染で、感染力がとても強く、感染する機会も多いウイルスです。

ノロウイルスが口から10〜100個(感染菌量:経口摂取により感染する個数) が入ると感染してしまいます。

ノロウイルスが感染すると小腸で増え、便や嘔吐物から排出されますが、

便には1gあたり1000万個、嘔吐物には1gあたり100万個ほど検出されます。

便や嘔吐物に汚染された手で食材をさわることでノロウイルスが口に入り感染することは知られていますが、

嘔吐物を触っていなくても感染します。

ノロウイルスは乾燥や寒冷に強く、乾燥した状態で20日以上は感染力を保ち続けます。

長時間放置された嘔吐物を掃除機で吸うと粉塵から感染します。

また感染者がトイレで嘔吐や排便した後、ふたをせずに水を流すと、

ウイルスが便器の外に飛び散り、それを吸い込むことで感染したり、

ウイルスが喉に付着したのち唾液を飲んで感染する場合があります。

トイレを済ませたら必ず便器のふたを閉めてから流しましょう。

 

嘔吐物を処理するときは、使い捨てのマスクと手袋を装着し、

嘔吐物に濃度0.1%消毒液をかけて10分放置後、ペーパータオルで拭き取り、

ビニール袋に入れて密封してから廃棄します。

濃度0.1%消毒液は、家庭用塩素系漂白剤10ml(キャップ2杯分)を水500mlに入れて作ります。