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当院の新型コロナワクチンはファイザー社のみ使用

当院では、新型コロナワクチンとして、
ファイザー社のコミナティ筋注シリンジ12歳以上用を接種しています。
他の新型コロナワクチンは使用していません。ご留意ください。

2024-2025年秋冬シーズンの新型コロナワクチンは作用機序により3種類に分類された合計5種類が登場しています。

〇mRNAワクチン
ファイザー社 :コミナティ筋注シリンジ12歳以上用
モデルナ社  :スパイクバックス筋注
第一三共社 :ダイチロナ筋注

〇mRNAレプリコンワクチン(自己増幅型mRNAワクチン)
Meiji Seikaファルマ社:コスタイベ筋注用

〇組換えタンパクワクチン
武田薬品工業社:ヌバキソビット筋注

 

それぞれの仕組み

〇mRNAワクチンは、接種されたmRNAが細胞内で抗原蛋白質(ウイルスのタンパク質)が一過性に作られ、抗原蛋白質(ウイルスのタンパク質)に対する免疫が誘導されます。

 

〇mRNAレプリコンワクチン(自己増幅型mRNAワクチン)は、接種されたmRNAが細胞内で一時的に複製されるように設計されています。

「レプリカーゼの遺伝子をコードしたmRNAからレプリカーゼが一過性に発現し、そのレプリカーゼが抗原蛋白質(ウイルスのタンパク質)の遺伝子をコードしたmRNAを増幅します」

それにより、少ない量のmRNAで免疫を誘導でき、また通常のmRNAワクチンに比べて抗原蛋白質(ウイルスのタンパク質)が作られる時間が長いため、

これまでのmRNAワクチンよりも強く、かつ、長期の免疫が誘導されます。

 

〇組換えタンパクワクチンは、ウイルスのスパイクタンパク質(ヒトに感染するために必要なタンパク質)の遺伝子をもとに作られた組換えタンパク質をナノ粒子化したワクチンです。
接種により、スパイクタンパク質に対する中和抗体が産生され、かつ、細胞性免疫応答も誘導されることで免疫が誘導されます。