脂肪肝の用語が変わりました。
脂肪肝の用語が変わりました。
診療後に、日本肝臓学会肝がん撲滅運動の講座に参加しました。
今回は、B型肝炎、C型肝炎、脂肪性肝疾患、肝癌の診療のアップデートの講義がありました。
まだ日々の診療で馴染みが少ないのですが、脂肪肝はMASLD(マッズルド)という用語になりました。
次第に日常診療で使われるようになると思われます。
2023年、欧州肝臓学会、米国肝臓病学会、ラテンアメリカ肝疾患研究協会などが
脂肪性肝疾患(SLD:Steatotic Liver Disease)の病名と分類法を変更しました。
脂肪肝はMASLD(マッズルド)と分類されました。
日本語の病名は、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患です。
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患
(MASLD:Metabolic Dysfunction Associated Steatotic Liver Disease)
診断項目は、脂肪肝に肥満・2型糖尿病・2項目以上の代謝異常のいずれかが合併していることです。
熊本県では、熊本肝炎・脂肪肝プロジェクトが展開されています。
当院もサポート医療機関を目指しています。