非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:ナッフルディー)とFLI計算
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:ナッフルディー)は、
脂肪肝の中でもアルコールや肝炎ウイルスを原因としないタイプです。
NAFLDは生活習慣病や内臓肥満、ストレス、昼夜逆転の仕事などが原因で肝臓に発症するため、
お酒をあまり飲まない人でも肝疾患が進行します。
NAFLDの原因には、肥満や生活習慣以外に遺伝的な体質や腸内細菌などもあります。
そのため、肥満ではないのに、肝疾患の方もおられます。
食事で油物はほとんど食べない方でも、糖質(砂糖や果糖)や炭水化物でも必要以上を摂取すると、
糖質は中性脂肪に変化して肝細胞の中に蓄積し脂肪肝になります。
生活習慣病やそのリスクがある人は、必ず脂肪肝の有無を、腹部エコー検査を行いましょう。
腹部エコーでは肝臓に脂肪が蓄積すると肝臓が白く見えます。
また、血液検査の中性脂肪値、γ―GTP、BMI、腹囲から、
ファッティーリバーインデックス(FLI)を調べることで、脂肪肝を推測できます。
当院ではファッティーリバーインデックス(FLI)を調べます。