花粉症のシーズン
2月になり九州ではスギ花粉が飛散し始めました。
全国的に季節外れの暖かさが続いています。
シーズンを通した飛散量には、花の芽が作られる前年の夏頃の気象条件が大きく関わっており、シーズン全体の飛散量は去年と比べると少ない予測です。
しかし、今年の花粉飛散の開始時期は、予測より少し早くなっています。
花粉の飛散がいつ始まるかは、冬の寒さが続いたあと花が開く時期にどれくらい暖かくなるかで決まり、
最高気温が15度~20度になると、スギ花粉が飛散します。
ことしは、寒い日が続いたあとに急に暖かくなったので、花芽が咲く時期と感知して開花しました。
2月下旬にピークになる予測です。
九州ではスギ花粉のシーズンは2月下旬~3月中旬、つづくヒノキ花粉が3月中旬~4月上旬です。
花粉が飛散しやすい日は、晴れた日や曇りの日、雨が降った翌日、最高気温が高い日、乾燥している日、強い南風から北風になった日です。
日本人の約30%が発症する花粉症は、花粉によって人の身体で起きるアレルギー反応です。
鼻づまり・くしゃみ・鼻水・目がかゆみだけでなく、
発熱、咳やのどの痛み、体全体のかゆみ、下痢をしやすくなるなど、部位や症状は個人差があります。
治療薬には、抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬などがあり症状がごく軽いときから内服すると症状を抑えられます。
マスクやメガネを予防的に着用したり、布団や寝具の外干しも避けるようにしましょう。
帰宅後は玄関などで花粉を払い落して自宅内に入れないように。手洗いも効果的です。