令和5年度 スポーツ医研修会
令和5年度 スポーツ医研修会
日本医師会認定健康スポーツ医として各種スポーツ大会の医師として貢献しています。
大学対抗の空手大会の医師をしたこともあります。
今回は運動とタンパク質摂取による筋力増加について研修会に参加しました。
これからもリハビリテーションをされている施設との連携をしていきます。
加齢に伴う筋肉量や筋力、筋機能の低下によりフレイル状態になることが知られています。
転倒しやすい・動作の俊敏性が低下した・筋力が低下したなどのフレイル状態は進行すると
筋肉量低下のサルコペニアに進行してしまいます。
運動することで骨格筋の合成作用がアップします。
また骨格筋の合成はタンパク質の摂取量増加でアップします。
タンパク質中のアミノ酸ロイシンの含有量が多い方が筋合成に良いようです。
加齢による栄養障害はタンパク質摂取の低下になり筋肉量低下となるため食事摂取は大切ですが、
年齢に関わらず朝食のタンパク質不足は筋量の低下と共にトレーニング効果も減弱するので、
やはり朝食は必要です。
運動メニューですが、
1回の筋トレで筋タンパク質同化効果による筋肥大効果は2日間続くので、
週3回の運動が長期持続に向いています。
低負荷でも回数を増加することで筋肥大が可能です。
疾患によりそれぞれ運動メニューは異なります。
施設での運動プログラムを守ることが大切です。