新型コロナウイルスの変異
新型コロナウイルスの変異
日本では新型コロナウイルス感染者数や入院数が減少していますが、下げ止まり状態です。
新型コロナウイルスの種類が増加し
2023年3月15日からWHO(世界保健機構)はオミクロン株を独立した系統として評価し、
VOC(懸念される変異株)、VOI(注目すべき変異株)、VUM(監視中の変異株)の指定対象としています。
オミクロン株は多くの系統に分枝し、現在も変異し続けています。
BA1、BA2の変異株は、互いに組み換えし(BJ.1/BM.1.1.1の組換え株)XBBの名前が付けられました。
現在、コロナワクチンはXBBに対応したワクチンです。
XBBは更に変異しています。XBB.1.9.2の変異株であるEG.5(XBB.1.9.2.5)は世界で流行しています。
亜系EG.5.1やEG.5.1.1出現したあとも様々な亜型が発見されました。
新型コロナウイルスの命名法は、パンゴ命名規則に従って付けられます。
系統名の数字が3桁を超えた場合、アルファベットを付け直す規則です。
オミクロンの子孫には、既にHK系統、JG系統、JJ系統、HV系統が発生しています。
DV.7系統はVUM(監視中の変異株)の指定対象になっています。
今後も変異し続けていくうちに特定の系統が、私たちの生活を脅かす系統になる可能性も考えられます。
2024年以降の新型コロナワクチンは、その時に流行している系統に対応したワクチンが提供されると思われます。